みなさん、ごきげんよう。
本日は、ロレックスの時計がなぜ1本100万円もするのか、ほかの時計ブランドに比べて似たように見えるステンレスベルト(よく見るシルバー色)のモデルでもなぜロレックスだけが高いのか、そしてなぜ今これだけその高い時計が売れているのかを解説していきたいと思います。
ロレックスが高い理由その1:すぐに気づかれる見た目とブランド性
ロレックスというとどんなイメージを持つでしょうか?
私は実父が30年間愛用しているのでそこで知りましたが、例えば昭和時代にある程度お金がある年配の人達がこぞって金色とシルバーのコンビネーションのロレックスをしているイメージだったり、ロレックスという名称を見ただけで高級時計で高いんだろうなあというイメージなど色々あると思います。
一般的な勤め人がするステンレスの腕時計のブレスのデザインは、ロレックスのブレスレットが基本になっているといっても過言ではありません。これは大衆のイメージもそうですし、技術構造的にもそうです。
なので、ロレックスをつけていると近距離でまじまじ見つめなくてもブレスの形状で
「それロレックスですよね?」
って気づかれるブランド力があります。今は他の時計ブランドでもロレックスのベルトと似た形状のものも出てきていますが、オイスターブレスはロレックスの専売特許です。
どうせ身体に身に着けるものであれば、誰も知らない時計ブランドよりは、みんなが知っている高級なイメージがあるロレックスをつけたいと思うのは人間の自然な心理だと思います。
例えるならLouisVuittonやエルメスのレザーの鞄が何十万円もするのにあれだけたくさん世界中で売れるのは、そのブランドを大衆が認知して、羨ましいなあ、欲しいなあと思わせることができているからです。
それと同様にロレックスもブランドマーケティングが非常に上手なブランドで、今も世界中で一番売れているのはロレックスとAppleWatchと言われています。
ロレックスが高い理由その2:壊れにくくメンテナンスフリー
ハイブランドの洋服、例えばTシャツ1枚50,000円なんかで売っているものは、使用する素材などにもちろんこだわり抜いて作られているのですが、所詮はTシャツなので何度か洗ったり使用すると経年劣化は避けられません。それに衣服の業界はハイブランドの服ほど耐久性は低かったりします。なので、本当にお金をもっていてすぐ生地が傷んで悪くなってしまっても仕方ない、そのブランドが大好きという人をターゲットにしています。
一方でロレックスの時計は、世間のイメージと異なり元はと言えばスポーツをするときにつけたり、ドーバー海峡を泳いで渡るお供として使われたり、山の探検で使われることを想定した「実用時計」ブランドなので、非常に耐久性が高く通常使用ではまず壊れません。
いわゆる宝飾品ブランドではなく時計専業なので、時計としての機能性はもちろんのこと、耐久性も十分であるためメンテナンスフリーで愛用できるというのも人気の理由です。
ロレックスは機械式時計と呼ばれる種別の時計でG-shockのように電池で動いているわけではないので、10年間に一度くらいはケースを開けて機械や時計を動かす部品をメンテナンスする必要があります。
他の時計ブランドだと3年だったり5年に一度はオーバーホール(機械式時計のメンテナンス)が必要と言われている中でロレックス は10年に一度で大丈夫なので、この点からいってもメンテナンスフリーと言ってもよいかと思います。
ちなみにオーバーホールの価格はロレックスの時計の種類や内部状況にもよりますが10万円程度を想定しておけば問題ないかと思います。
ロレックスが高い理由その3:資産性と換金性がもっとも高い
最近もっともロレックスが購入される理由は資産性の高さかもしれません。
2021年8月現在ロレックスで人気モデルと言われるプロフェッショナルモデルは在庫が枯渇し、正規店に訪問してもディスプレイに並んでいることはありません。店員さんに在庫を確認して在庫がもしあれば巡り合えるといった完全なる運ゲーになっています。
時計の並行輸入店(中野が都内だと一番有名)に行けば、人気のプロフェッショナルモデルは並んでいるのですが、例えば一番人気のコスモグラフデイトナなんかは定価が150万円程度にもかかわらず、400万円程度で販売されています。
そんな高い時計を誰が買うんだと思われるかもしれませんが、コロナ前は中国からのインバウンドを中心に爆買される人が多く、その高い値付けでも日本は諸外国に比べて相対的に安いということでバンバン売れているという状況でした。
現在はコロナ禍による渡航規制があるため、コロナ前に比べてインバウンドは少ないものの、移動自粛などによるお金余りが時計などの資産に向いていることもあり、こういった並行輸入店でロレックス などの高級時計はガンガン売れているという状況が続いています。
という背景もあり、例えばコスモグラフデイトナを幸運にも正規店で150万円で購入することができれば、それを飽きるまで数年使ったとしても、おそらくですが300万円以上で中古時計店に売却することは可能です。数年使用して150万円の利益が出るというとんでもない資産性なので、みんなこぞってロレックスの正規店を回っている(これをロレックスマラソンと呼んでいます)わけです。
ちなみにデイトナやサブマリーナのようなプロフェッショナルモデルでなくとも、ステンレスのデイトジャストのようなベーシックなモデルでもどんどん今後値上がりしていくので、数年使って売ることがあったとしても買い値より売値が下回ることは少ないので、結果的にロレックスは安いよねっていう結論になります。
ロレックスが高い理由まとめ
いかがだったでしょうか。
ロレックスがなぜ高いのか、いやむしろ安いということがお分かり頂けたかなと思います。
まだロレックスをお持ちでない方はこの機会に全国に点在するロレックス正規店を訪問してみてください。
最初に身に着けるロレックスでおすすめなのは、ロレックスの技術の髄が込められたデイトジャストというモデルです。36mmと41mmと2サイズ展開ですが、手首周りが16.5cm未満の細い腕の方であれば36mmがおすすめで、16.5cm以上(できれば17cm以上)であれば41mmでも似合うと思いますが実際に試着してみてサイズ感など確かめてもらえればと思います。
それでは良いロレックスライフを。
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