高級腕時計ブランドとして圧倒的認知度と人気を誇るロレックス。
一度はつけてみたいけど、正規店ではなかなか新品を購入できないみたいだし、価格も100万円超えが当たり前になってきた今日この頃、価格が相対的に安いアンティーク品の購入を検討している方もいらっしゃると思います。
安いといっても二桁万円以上することがほとんどであるロレックスのアンティークに関して、本当に安いからという理由だけで購入して大丈夫かしら?と心配している方に向けて、ロレックスのアンティークが一般的に安い理由を3つと、必ずしも安くなっていない代表モデルとその理由について解説していきたいと思います。
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ロレックスのアンティークが安い理由①素材の製造原価が安い
ロレックスに限らず、腕時計を大きく構成する要素として、ケースとブレスレットがあります。
ケースとは皆さんが時間を確認するために見る文字盤やそれを格納しているもので、ブレスレットとは手首に装着するためのバンドで、素材はステンレススティールを基本に、ラバー、革、ゴールドのモデルが一般的です。
ロレックスのアンティークモデルの定義は明確ではないですが、一般に30年以上前に製造されたモデルを指すことが多いと思いますが、当時の製造コストと現在の製造コストではモノ自体の品質、加工技術などの進化により、現行品はアンティークに比べて単純にモノが良くなっています。
これはロレックスに限られたことではありません。
最新が最良である、という言葉がありますが、まさにロレックスもそれに該当するため、アンティークは現行品に比べると価格が安い傾向にあります。
ロレックスのアンティークが安い理由②メンテナンスが大変
アンティークということは、基本的に古い時計なのでメンテナンスコストが高いです。
ロレックスは永久修理補償を謳っていないメーカーなので、あまりにも古い製造年の個体である場合、部品の欠品が起きたりしていることがあり、オーバーホールや修理を断られる可能性があります。
その場合は、町の時計屋さんを自分で探して依頼することになります。
また、モノ自体の品質が現行品に比べると劣ることが多いため、通常の使用方法でも故障のリスクが高くなりますので、それを覚悟の上で購入する必要があります。
ロレックスのアンティークが安い理由③単純に人気がない
時計の価格相場は物自体の価格だけではなく、市場での需要によって常に大きく変動しています。
メンズの一番人気モデルであるコスモグラフデイトナを例にすると、メーカー定価で170万円強(2023年4月現在)に対して、市場価格は400万円に届く勢いとなっています。
ロレックスは素晴らしい時計であることは間違いないですが、一方で投機商品化している側面もあります。
正規店マラソンを繰り返して運良くメーカー定価で購入し、並行店に転売する転売ヤーが多すぎることはご存知の方も多いと思いますが、アンティーク品に限ってはそのような市場価格が暴騰する、というケースは一部の限られたモデルだけになっています。
その一部モデルとは現行品でも大人気であるコスモグラフデイトナやサブマリーナ、エクスプローラーなどで、平気で300万円overで販売されていたりしますが、時計素人の方が手を出すと火傷するので基本おすすめはしていません。
一方でロレックスといえばデイトジャストのイメージが一般的にはあると思いますが、デイトジャストは価格も抑えられていることが多く、素材もステンレススティールだけではなくゴールドとのコンビモデルなども数多くあり、ブレスレットはゆるゆるになっていることが多いですが、着用の仕方によっては全然かっこよく着用することも可能なのでぜひ試着に行かれることをおすすめします。
ロレックスのアンティークが安い3つの理由まとめ
今回の記事ではロレックスのアンティークが安い3つの理由について解説しました。
現行ロレックスを正規店で購入しようとすると、価格も高いわりにはマラソンランナーが多すぎてデイトジャストですら購入することが難しいのが現状です。
そんな中で価格も割安で、選択するモデルも間違わなければ非常にお買い得なのがアンティークのモデルです。
注意点としては、価格が安いからという理由で手を出すと失敗しやすいので、アンティークの特徴である歴史を感じさせるような文字盤の焼けだったりレトロな雰囲気がご自身のスタイリングに合わせやすいなど、もろもろ考慮した上で購入されることをおすすめします。
・・色々理屈を捏ねてしまいましたが、時計は趣味的要素が強いので理由なんて関係なく自分が直感的に好きなったものを買えばいいと本音では思っています。
この記事を読んでいただいた方がアンティーク品を購入検討する際のひとつの判断軸になれば幸いです。
それではまた。
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