みなさん、ごきげよう。
YASUです。
今回の記事では、転売目的にロレックスマラソンが行われている現状について、私が知る限りでいろいろと考察していきたいと思います。
そもそもなぜ転売目的でロレックスマラソンをしているのか?
これはもちろん「お金」になるからですね。
仮にロレックス正規店でデイトナやサブマリーナなどの人気モデルを購入できて、それを未開封の状態のまま並行店といわれる街の時計屋さん(東京だと銀座や中野に多くお店が存在)に持ち込めば、購入金額に数十万円から百万円単位を上乗せした金額で買い取ってもらうことができます。
もちろん、ロレックスはここ数年品薄状態が続いていることと、転売屋の急増によってレアモデルの在庫があってもお店の裏や奥に置いてあるので、レアモデルを2,3回の訪問で購入することは誰であっても難しいのが実情です。
転売目的のランナーは2種類存在する
転売目的のランナーは時計業界に限らず「転売ヤー」と言われていますが、ロレックスマラソンにおける転売屋は2種類いて、1つは一人で地道に転売目的でマラソンをしているひとと、転売業者がバイト代を払ってマラソンをさせているという2パターンあります。
いずれも転売屋であることには変わりないので、本当にロレックスが好きなひとたちにとっては厄介な存在ではあるのですが、現在のところ転売が即違法ということではないので、ロレックス側としてもなかなか対処に困っているというのが現状です。
どのくらいのロレックスマラソンランナーが転売目的なのか
ロレックス正規店には、例えば都内の店舗だと毎日300名〜400名ほどの来店があるそうです。
これは私が懇意にして頂いている店員さんから聞きました。
実際のところ、どのくらいの割合の方が転売目的かは統計的なデータはないのでわからないのですが、体験的には30%〜50%くらいはいるんじゃないかなと思います。
仮にほんとうにこのくらいの割合で転売屋が正規店マラソンをしているとなると、純粋にロレックスに興味あって欲しいと思っているお客さん相手であっても、店員さんが塩対応になってしまう気持ちも多少は理解できるかなと思います。
ロレックス正規店側の転売屋対策とは
人気モデルについては購入制限を導入
ここ数年で始まった購入規制として、一部の人気プロフェッショナルモデルについては購入時に転売をしない旨の誓約書の記入、運転免許証などの本人確認証のコピーの提出、同一モデルは購入日から5年間購入できないルールが開始しました。
この購入・販売規制は個人的には大賛成で、少しでも多くのひとが希望モデルの購入に辿り着きやすくなるので本当によい制度だと思います。
転売屋のトークパターンの把握と共有化
敢えてここには記載しませんが、明らかに転売屋であるだろうお客さんは、店員さんからいくつか質問をすることで見抜くことはできるそうです。
もちろん巧妙なやり口でマラソンをする転売屋もいるので全員を見抜くことは無理ですが、ある程度のパターンは毎日接客しているとわかってくるそう(実際に仲の良い店員さんに聞いた話)なので、そういった情報は少なくとも店内では共有されているかと思います。
ロレックスマラソンバイト(転売業者)の実態とリスク
ロレックスマラソンを代行するバイトがLINEやTwitterなどのSNSで募集されていることがあります。
初期費用なしで、指定の正規店を指定の方法でマラソンをして、もし業者指定のモデルの在庫をだしてもらえることになったら、成果報酬を即金で支払ってもらえるバイトです。
ある程度ロレックスの資産性などを理解していればこのバイトをやる意味は100%ないのですが、100万円程度のまとまったキャッシュをもっていなかったり、カード限度額が低い学生や主婦層がこぞってこのバイトに参加しているといわれています。
東京都内であれば銀座を中心に新宿であったり正規店が複数あるエリアを中心にマラソン代行が行われていることが多いようで、Twitterではよくその実態が晒されていたりします。
転売が犯罪行為でない以上、ある意味仕方のない現象ではありますが、レアモデルを購入する際は身分証のコピーを取られますので、特に未来がある学生のうちからこのバイトをして、もしレアモデルの購入代行に成功して小銭を稼いだとしても、そのモデルは業者によってすぐ転売されてしまい、のちのち転売屋認定をロレックスにされてしまうと、いつかお金を稼げるようになってロレックスを買いに行っても一生だしてもらえなくなるリスクがありますので、絶対やめることをお勧めしておきます。
ロレックス転売業者が教えてると言われるレアモデルの購入方法とは
これは各種SNSで見聞きしたことのまとめですが、転売目的ではない皆さんのような方にもある意味役に立つと思ったのでお伝えできればと。
雑談して顔を覚えてもらう
これは転売屋でも普通のひとでも同様ですが、初対面の店員さんからレアモデルを出してもらう確率は天文学的に低いと思います。
これは普通に考えればわかることですが、誰にだしても買ってもらえるレアモデルであれば、元々の既存顧客に提案した方が転売リスクも低いですし、素性を店舗側で把握しているため販売するリスクが限りなく低いからです。
なので、雑談するなりして印象に残るような振る舞いをする、ということ自体は正しいかなと思います。
店舗ごとに購入しやすい店員さんを指名
これは聞いたときに正直驚いたのですが、おそらく転売業者の中で、購入代行バイトのひとたちが希望モデルを購入したときに、その店員さんから名刺をもらってくるよう指示していて、店舗ごとの購入実績(誰からよく購入できているのか)をつくっていると推測されます。
こればかりは通常のランナーさんでは得ることのできない情報なので、転売目的ではなかったとしても潜入して、購入しやすいと言われている店員さんの名前を聞いてくるのはありかもしれません。
希望モデルを絞り、欲しい理由をつくる
これは転売屋でも普通にロレックスが欲しいひとでも同様かなと思います。
ロレックスマラソン完走者の中には、100回以上マラソンしたけど購入できた店舗は初見のお店、担当者さんでした、というひとも中にはいますが、自分の希望モデルを店員さんに覚えてもらっていて在庫をだしてもらえた方の方がSNSの報告上は圧倒的に多いです。
私自身もデイトナを購入したときは、私が希望モデルを伝えるまえに個室にご案内してくれたので、体感的にもそうかなと思います。
欲しい理由については、事細かに考えなくてもよいかなと思っていて、自分の手持ちの時計のラインナップのバランスを理由するのもよいですし、単純に格好良いから欲しい!でもよいと思います。
いずれにしろ誠実な人間関係を店員さんと築くことがマラソンゴールの最短の道かなと思います。
・・といいつつ多少のテクニックは必要ですが(笑
ロレックスの転売はバレる?バレない?
結論からお伝えすると、即バレるというケースも十分にあると思います。
転売がロレックス正規店や、日本ロレックスにバレるシチュエーションは決まっていて、
転売した時計のシリアルナンバーを照合されて、お店側が販売した相手と時計を持ち込んできた人間が異なる場合は転売したことが発覚します。
どういったときに、転売された時計が正規店に持ち込まれるかというと2パターンあると言われていて、
1.買い取った業者がオーバーホールだったり、真贋判定をするためにロレックスに持ち込む
2. 中古時計として一般ユーザーが購入したのち、ロレックスに真贋判定やオーバーホールのためにもちこむ
このタイミングはいつになるかは分からないですが、即座にバレるケースも十分考えられます。
正規店で購入後、袋も開けず並行店に売却すればそれは転売行為ですが、仮に転売屋じゃなくても何年か使ってるうちに飽きてきたり、何かの事情でお金が必要になって売却する必要性がでてくることもあると思います。
ロレックスがオフィシャルに言っているわけではないですが、最低2年間は所有してほしい、というコメントは各所で聞くので目安として覚えておくとよいと思います。
ロレックスマラソンにおける転売の実態とは
いかがだったでしょうか。
まず前提として、転売は犯罪ではないものの、絶対やめましょう。
やはり時計好きからしてみれば忌み嫌われる存在である転売屋の実態について赤裸々にお伝えしてきましたが、できれば時計そのものを好きになって、仮に将来売ることがあったとしてもよいと思うので、転売するためではなく、ロレックスの良さを体感するためにマラソンをして欲しいなと思います。
最後になりますが、転売屋さんには絶対見てほしくないので有料化していますが、本当にデイトナなどのレアモデルを購入しやすくなるための方法をnoteの記事でまとめていますので、もしご興味があれば以下リンクからのぞいてみてください。
それではまたお会いしましょう。
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